一般社団法人日本精米工業会 会長理事 木村 良(きむら りょう)

ますます、精米HACCP

定着した精米HACCP

2021年6月に食品事業者のHACCPが完全義務化されて3年経ったいま、本会が進めてきた精米HACCPは、広く消費社会に認知され、定着した感があります。規格が国際基準に則っていることから、国内に限らずグローバルに通用する内容になっていること、また、精米の製造から製品管理に至るまで、多くの知見を有する日本精米工業会(精米工)が認定機関であることから、高い評価を得ています。

毎年行われる審査

精米HACCPは、一度認定されたら終わりではありません。毎年、認定更新の可否を判断する審査があります。認定工場は前回を上回る結果を求められます。そのため、常に改善に取り組むことになります。関係者の絶え間ない努力が精米製品の安全と確かな品質の確保につながっているのです。
精米HACCP認定工場は、衛生管理は勿論のこと、精米技術、品質管理、工程管理等、工場運営全般にわたってブラッシュアップを続けています。

「安全」を確保し「安心」を届ける

精米工場はコメの生産から消費に至るライスチェーンにおいて、消費者をはじめ需要者のみなさまに、安全な精米製品を提供する重要な役割を担っています。
「お米安全安心をキャッチフレーズに、より高い安全性と確かな品質の確保を図り、全国の認定工場から、日々、みなさまの食卓に安心をお届けします

2023年7月