HACCPとは

食品の安全性を確保するための工程管理の方法です。
Hazard Analysis and Critical Control Point

  • 食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物による汚染や金属混入等の危害をあらかじめ予測分析し (Hazard Analysis)

  • その結果に基づいて、危害の防止につながる特に重要な工程(重要管理点)を定め (Critical Control Point)

  • これを継続的に監視することにより製品の安全を確保します。

HACCPは食品業界の最重要キーワードに

日本政策金融公庫の食品産業動向調査(2019年7月実施)では、食品製造業の6割を超える企業がHACCPの導入に取り組んでおり、
取引先の食品事業者に対して、HACCP関連の認証取得や導入を求めている食品関連企業は卸売業で約6割、小売業、飲食業(外食)
で約7割となっている。

HACCPの必要性と効果

精米におけるHACCPの必要性

食品の安全を確保するための世界標準であるHACCP手法を精米製造に採り入れたものが「精米HACCP」です。

食品にとって最も大事なのは「安全」です。近年「農場から食卓まで」のフードチェーン全体を通じた食品の安全に対する動きが急速に早まり、フードチェーンに関係する全ての事業者がお互いに食品安全のための対応を行わなければならない必要性が高まっています。主食である「お米」についても、一般食品と同様に安全への取り組みが求められることは言うまでもありません。 精米工場はお米の生産から消費に至るフードチェーンの一環を担っており、その役割は大きいことから、精米の安全性確保の徹底を図るため、精米業者として、精米のHACCP(精米HACCP)に取り組んでいます。日本精米工業会は、平成28年3月にHACCP支援法の指定認定機関の指定を受けて以降、「精米HACCP認定」事業を推進し、全国に認定工場が広がっています。

精米HACCPを取得した精米工場数

2024年12月9日現在、176社201事業所(精米工場)が精米HACCPを取得しています。

認定工場一覧