なぜ必要なのか
食品にとって最も大事なのは。言うまでもなく「安全」です。精米も食品です。しかも、私たち日本人が毎日のように食する主食でもあります。いつも安心して食べることができる・・・そんな日常でなければなりません。何より求められるのは「安全」です。
いま、農場から食卓までのフードチェーン全体を通じた食品の安全が求められています。その意味で、精米工場は、お米というフードチェーンのなかで、安全な精米を提供しなければならないという、大きな役割を担っています。
そこで、HACCP手法を精米の製造工程に採り入れ、すべての工程を管理、監視し、安全な精米の製品化を実現するため、日本精米工業会が認定機関となり、業界をあげて精米HACCPに取り組んでいます。
その効果は
精米HACCPを取得した企業は、精米HACCPに取り組んだことで、次のような成果があがったとしています。
社員の精米製品の安全性に対する意識が向上した。
製造工程ごとの管理が徹底して行われるようになった。
- 衛生管理の意識が向上した。
- 自社の衛生管理、安全性確保について根拠をもってアピールできるようになった。
- 5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)意識が向上した。
社員が自社の精米製品について、これまで以上に自信を持つようになった。
- 製品に不具合が生じた場合の対応が迅速に行われるようになった。
- クレーム(苦情)・事故が減少した。
- HACCPを求める事業者(小売業者等)との取引が増えた。
- ロス率が減少した。
- 生産効率が上がった。
- 海外との取引が増えた。